「新日本ワイン物語」講師・萩野覚さん
基調講演で講師を務める萩野覚さんは、国際経済の中でも国際収支や資金循環が専門分野。日本銀行の国際局で国際収支統計や経済開発機構(OECD)でシニアコンサルタント等を歴任した経験からも付加価値貿易の指標や国際収支の動態に詳しい。勤務する福山大学経済学部国際経済学科では、英語で学ぶ国際経済と上級マクロ経済学を担当している。
21日の当日は「世界のワイン市場動向と日本の歩むべき道」がテーマ。欧州やオセアニア、中国等に自ら足を運んで現地を視察、その際の知見も交えてアップデートな話題も提供してもらえそう。なお、福山大ワインプロジェクトとして現地で指揮を取る、ワイン醸造責任者の先生が当日、飛び入り参加できそうな見込み。
萩野さんの経歴で特筆すべきは、やはりフランス国家功労勲章シュバリエを2012年6月、白川方明日銀前総裁と伴に受章したこと。2006年6月から約2年半、日銀パリ事務所長を務めており、その際にフランス政府を通じたODA(政府開発援助)に貢献したことが評価されたという。同勲章授賞式の晩餐会にはサルコジ元大統領等から歓待を受け、「豪華絢爛な広い部屋で食事を一緒にしました」とか。さて、そこでは、どんなメニューが提供され、どんなワインを飲んだのでしょうか。その辺のところは直接本人から聞いてみるのがいいかもしれませんね。
ところで、個人的に一度、面会した印象を話せば、物静かで落ち着いた感じながら、それほど有名でもない塩尻ワインをグビグビと飲んでいた様子からすると、特段に欧州志向へのこだわりもなく、とても庶民的な物腰な人とお見受け致しました。(これはあくまでも個人的な感想ですので誤解なきように)
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